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立志式

うちには子供が三人います。

真ん中の娘の立志式がありました。

 

立志式って私が中学生の時もありましたけれど、他県ではあまりやっていないようですね。

武士の「元服」つまり大人として認められる儀式にちなんでいて、文字通り大人になる際に「志を立てる」日。今で言う成人式に当たるでしょうか。

8年生(ここは小中一貫校なので中2はこう呼びます)は12名しかいませんが、体調不良などで休みの子もいて、この日は8名!(すくなっ)

一人一人、誓いの言葉を述べます。ボートに示してあった言葉とともに、自分の考えを堂々と発表していきました。

 

この時点でかなりウルウルきています(笑)

 

そしてサプライズのビデオタイム!

先生が用意してくれた、8年間の写真がスライドで流れます。そう、小中一貫校なので小学校の入学式からの写真があるのです。

涙腺崩壊。もう止まりません。

 

保護者が提出した、小さい頃の写真とコメントも流されて場がほぐれた後は、恒例の(?)親子手紙交換です。

 

娘が感謝の手紙を涙を流しながら読んでくれて、再び号泣。普段はクールな娘の涙に感動してしまいました。親からの手紙も、泣きながら読みました^^;

手前にテレビカメラがありますが、地元のテレビニュースでこの様子が放送されてしまいました。。。

 

でも、なかなか普段は感謝を口にすることがないので、いい機会ですね。

手紙は宝物になりました。

 

この日は記念講演が行われました。

「堂々と間違えろ!胸を張って傷つけ!」と題し、株式会社打つ手は無限 代表取締役の鈴木 稔氏が来てくれました。

アドラー心理学の考え方を元に企業研修や子育てセミナー、講演を全国でされている方で、実は藤屋一家が大変お世話になっています。

 

 

うちは子供三人のうち二人が不登校だった時期がありました。

色々なところに相談しましたが最終的に鈴木先生の所に通って勉強し、子供への対応法を学びました。

おかげで今では二人とも学校に復帰、能力をどんどんつけて羽ばたいています。

この日立志式を迎えた娘もそのひとり。

小学校は半分くらい行っていません。

でも中学校は休みなく通い、部活や学校行事も主力メンバーとして頑張っているのです。

 

アドラー心理学で勉強していることについては、また別の日に綴って見たいと思います。

鈴木先生の講演では、良好な人間関係の作り方や、生きていることは当たり前ではないこと、などが面白く、そして熱く語られていきます。

心に響く言葉で、またまた涙腺崩壊です。

最後は目を瞑って親子で手をつなぎ、これまでの日々を振り返ります。その後目を開いて抱き合い、背中をさすりながら「今までよく頑張って来たね。生まれて来てくれてありがとう。」と言葉にして伝えました。

恥ずかしくて言えないのが普通かと思いますが、人間いついなくなるか分からないもの。なくなってしまったら伝えることができないので、生きているうちに言葉にして伝えないと、後悔だけが残ります。

恥ずかしさは確かにあったけれど、娘も目を見て聞いてくれましたので心も満たされ、穏やかな気持ちになりました。

 

立志式にふさわしい、いい一日になりました。