おすすめされた本をやっと読了。
自己否定の強い人へのアプローチ、の章に最もグッときた。
人は、偏った思い込みから悲観的になり、人間関係がうまくいかなくなる時がある。
・ちょっとでも悪い所があると、全部がダメになったように感じてしまう
・自分には関係ないのに、自分のせいだと思ってしまう
・自分の要求を断られると、馬鹿にされたように受け止めてしまう
それを客観的に示して思い込みに気付いてもらい、別の見方に修正・改善を図れるよう働きかけるのが「認知療法」なのだが…
自己否定が強い場合、「別の見方をしてみよう」と示される事が自分を否定されたように感じてしまうケースがある、というのだ。
思い当たる節があった。
不登校だった長女に、私は色んなアプローチを試していた。
「受け止め方を変えてみよう」という私に見せた彼女の表情は、賛同はしてくれたがとても複雑なものだった。。。
「あなたはそう受け止めることで、いつも自分を守ってきたんだね」と肯定、共感が必要だったんだな。一生懸命、「それはあなたの思い込みなのよ」と証明して思い通りに動かそうとしていた事に、この本のお陰で気づく事ができた。悪いことしたなぁ。
何を言うかよりも、何を言わないかが重要。
相手の納得のいく対応をする事で、こちらの言いたい事はかえって受け入れられていくものです。
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